「日本一美味しい海鮮丼は自分で作れる!?」
そんな夢のような体験ができるのが、釧路の台所「和商市場」の勝手丼です。新鮮な魚介を自由に選び、自分だけのオリジナル海鮮丼を作ることができる、まさに食のエンターテイメント!
この記事では、和商市場の勝手丼の魅力とその食べ方や予算を、実際に日本縦断中に釧路を訪れた東大生ライターが余すことなくお伝えします。
和商市場と勝手丼の歴史
和商市場は、昭和29年(1954年)に釧路市民の台所として開設された歴史ある市場です。新鮮な魚介や海産物が豊富に揃い、地元の人々はもちろん、観光客にも人気のスポットです。わっしょいわっしょいという掛け声と、「和して商う」という意味から名付けられた市場で、対面で目をみながら販売するのを重視しているとのことです。
勝手丼は、もともと市場で働く人たちのまかない飯として生まれたと言われています。好きな魚介を好きなだけのせて食べるスタイルが評判を呼び、いつしか和商市場の名物となりました。

勝手丼の魅力
- 新鮮な魚介を自由に選べる
- 和商市場には、新鮮な魚介を扱うお店が多数軒を連ねています。ウニ、イクラ、カニ、ホタテ、サーモンなど、旬の魚介を自分の目で見て、好きなものを選びましょう。
- 自分だけのオリジナル海鮮丼を作れる
- 組み合わせは無限大!自分の好きな魚介を好きなだけのせて、世界に一つだけのオリジナル海鮮丼を作ることができます。
- リーズナブルな価格で楽しめる
- ネタの量や種類によって値段が変わりますが、自分の予算に合わせて調整できるので、リーズナブルに楽しむことができます。
- 市場の活気を感じながら食事ができる
- 市場の活気を感じながら、新鮮な海鮮丼を味わうことができるのは、和商市場ならではの魅力です。
勝手丼の作り方〜体験談とともに〜
- ご飯を購入
- まずは、市場内のお店でご飯を購入します。白飯だけでなく、酢飯を選ぶことも可能です。筆者は白米に加えて蟹の味噌汁を購入しました。この時点で270円。ついでに北海道名物のザンギ(150円)も買いました。
- 好きなネタを選ぶ
- 市場内をぐるりと回り、気になるお店で好きなネタを選びましょう。お店の人に相談しながら選ぶのもおすすめです。一切れ50円〜300円くらいで販売されています。お店によっては「釧路産のものは値札の色を変える」などの工夫をしているところもあるので、店員さんに聞いてみましょう。筆者は釧路産のものを中心に、さしみを3切れ、卵を一切れ、つぶたこを一盛り購入しました。価格は5つで440円です。ネタの価格の計算を間違われやすいので、自分がいくら分選んだのか把握しておくのがおすすめです。
- ご飯の上にネタをのせる
- 購入したネタをご飯の上に好きなだけのせていきます。彩りやバランスを考えながら盛り付けると、より一層美味しく楽しめます。
- 醤油やわさびをかけていただく
- 最後に、醤油やわさびをかけていただきます。
- 体験談として、白っぽいネタが多かったのであまり写真映えはしませんでしたが、とても美味しかったです。また蟹の味噌汁もよかったです。ザンギも食べたので結構お腹がいっぱいになりました。860円の少し贅沢な朝ごはんではありましたが、とても楽しく、釧路にきたという感じもあり、満足感のある時間でした。朝8時から営業しているのがありがたいですね。
- このような観光市場は地方の労働機会創出や地産地消にも繋がります。和商市場の賑わいは地域活性化の事例として注目に値すると思います。
- また市場の方はとてもフレンドリーでとても声をかけてくれます。都会だと券売機での購入などで人と人の交流があまりない場合も多いですが、このように実際におしゃべりしながら買うと、とても心が穏やかになります。地域のぬくもりを感じました。

勝手丼におすすめのネタ
お店の方に聞いたおすすめのネタをご紹介します。
- ウニ: 濃厚な甘みが口の中に広がる、まさに海の宝石。
- イクラ: プチプチとした食感と、口の中でとろける旨味がたまらない。
- カニ: 身がぎっしり詰まったカニは、贅沢な味わい。
- ホタテ: 肉厚でジューシーなホタテは、甘みと旨味が凝縮されています。
- サーモン: とろけるような食感と、上品な脂のりが絶品。
- マグロ: 赤身の旨みと、とろけるような大トロは、まさに至福の味。
- 釧路ならではの魚介: サンマ、メンメ、コマイなど、釧路ならではの魚介もおすすめです。
和商市場の基本情報
- 所在地: 北海道釧路市黒金町13-25
- 営業時間: 8:00~17:00
- 定休日: 日曜日(不定休あり)
- アクセス: JR釧路駅から徒歩約5分
- 電話番号: 0154-22-3226
- ウェブサイト: https://www.washoichiba.com/
勝手丼を楽しむためのヒント
- 早めの時間がおすすめ: 午前中は比較的空いているので、ゆっくりとネタを選ぶことができます。
- 予算を決めておく: ついつい色々なネタをのせたくなりますが、予算を決めておくと安心です。
- お店の人とコミュニケーションをとる: おすすめのネタや食べ方など、気軽に聞いてみましょう。

勝手丼の予算
勝手丼は乗せるネタの種類と量によって価格が左右されます。ご飯はサイズに応じて100〜400円くらいで販売されています。
一番小さい100円くらいのサイズのご飯に440円分のネタをのせた筆者の海鮮丼は、以下のようなボリューム感です。ご飯がギリギリ隠れるくらいですね。ネタは一切れ50円〜300円くらいで、7〜10種類くらい乗せることが多いようなので、しっかり食べるのであればネタの予算は1500円くらい、ご飯も合わせて2000円くらいを想定していくと良いでしょう。もちろん、500円くらいの海鮮丼でも大丈夫ですし、10000円以上の豪華海鮮丼を作ることも可能ですよ!かつてティモンディの高岸さんが豪華海鮮丼(全部のせ)を作っていたそうです。

まとめ
和商市場の勝手丼は、釧路の新鮮な海の幸を贅沢に味わえる、まさに食のエンターテイメントです。また和商市場は勝手丼のみならず、さまざまな飲食店があったり、海産物を購入したりすることができます。ぜひ和商市場を訪れて、釧路の味を楽しんでください。
きっと忘れられない思い出になるはずです。